2014.08.23 追記あり
パリ・パラリンピックのアーチェリー代表選手の重定知佳選手に賠償命令が下さされたとのニュースが入ってきました。
もうすぐ大会が始まるこの時期に、びっくりするニュースですが、重定選手がどんな方なのか、なぜ賠償命令が下されたのか気になります。
8月23日、重定選手はオリンピック出場を辞退することを決めたそうです。
重定知佳選手
プロフィール
重定知佳(シゲサダ チカ)
出身:福岡県北九州市八幡西区
生年月日:1982.11.22
出身校:福岡県立折尾高等学校卒業
最初は車椅子テニスの選手として活躍し、一時は日本ランキング6位までいったそうです。
テニス選手を引退後、アーチェリーを始めたそうです。
重定選手は北九州市出身。中学2年で運動機能が低下する病気が判明し、徐々に歩行が困難となり15年から本格的にアーチェリーを始め、東京大会でも日本代表に選出された。
過去の成績は?
東京オリンピック
女子リカーブ個人 7位
混合リカーブ団体 5位
賠償命令
賠償命令の理由は?
オリンピック東京大会の代表選考期間中の2021年1月に、代表を目指していた女性のブログのコメント欄に「悪あがきもほどほどに」「ルール違反していない?」などの書き込みがあったそうです。
原告の女性側が発信者情報開示請求をして書き込みをした人物を特定。
それが、同じく東京オリンピック代表を目指していた重定選手だったそうです。
ショックですよね。
この投稿内容が名誉毀損に当たるという判決が下され、損害賠償支払いを命じられたのが2024年8月6日。
賠償金の金額は124万円。
前回のオリンピック選考会時の出来事だとはいえ、書き込みをされた方にとっては、同じ立場の選手からこのような匿名の書き込みは相当こたえますよね。
誹謗中傷の書き込み
今回のパリオリンピックでも、選手たちへのSNSでの誹謗中傷が取り上げられるニュースも多々ありましたよね。
どんなにがんばってもオリンピックに出れるほどの人はほんの一握りです。
一般の人には想像できないくらいの努力を続けてきた選手たちに、視聴者としてみている側やライバルとして戦ってきた人が、なんでも思ったことを好きに書き込むのもいかがなものか。
自分の心の中で思っておけばいいのに、と思ってしまいます。
先日の男子バレー 日本VSイタリア戦でも、選手への誹謗中傷があったようです。
あんなに素晴らしい試合と希望を持たせてくれた人たちなのに。
まとめ
パリ パラリンピックのアーチェリー選手に賠償命令が下された、というニュースを見て驚いてしまいました。
理由はSNSによる誹謗中傷の書き込みが原因でした。
今回のオリンピックや芸能界などでも誹謗中傷による問題が数多く取り沙汰されています。
一番はそんな書き込みがなくなるのがいいのでしょうが、そういった書き込みを排除できるような仕組みができたらいいのに、と改めて思いました。
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